by ひろ
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今年のルマン24時間レースまで、1ヶ月を切っちゃいましたね・・・歳のせいか、ホント最近は時の経つのが妙に早く感じます(苦笑)
今回は、そのルマン間近ってことで、 アウディのプロトタイプカー「R15」をアップします。 これは、スパークブランドを展開するMINIMAX社製。 昨年ルマンを走ったマシンのモデルが、ようやく今頃発売・・・・・ まあ、アウディのディーラーモデルは、今年の始め頃にリリースされていたようですが・・・・・ モデル全体は、こんな感じ。 初代の「R10」と比較すると、随分過激なフォルムをしていますよね。フロントマスクからコクピット両サイドにかけての造形は、なんだか深海魚っぽい雰囲気も・・・ なんでも、このR15、マシン設計にCFDをフル活用しているとのことで、空力特性をとことん追求した結果、こんなフォルムになっちゃったわけです。 こんな風に解析しているわけですなぁ、フムフム( ・ω・) また、R15では、エンジンもリニューアルされていて、V12からV10へとコンパクト化が図られていますが、このこともマシン設計の自由度アップに繋がっているようです。 真正面からのショット。 お世辞にも”カッコイイ”とか”スタイリッシュ”とかの形容はし難い・・・。 まあ、”グロい”というか、エイリアン的なイメージでしょうかね・・・(苦笑) でも、自分的には、スマートなカッコ良さよりも、こんなエキセントリックな風貌の方がより惹かれるものを感じるんですけどね・・・(^^;; お次は、バックショット。 この後方からの眺めは、意外に(笑)ステキですね。 見る角度によっては、”カッコイイ”(苦笑) 最初、このマシンを後から見たとき、”テールライトってどこにあるんだろ??”なんて思ったんだけど・・・・・実車で確認したら、リアウイング翼端板のエッヂ部分に高輝度LEDが埋め込まれていました。 これがその実車画像。 こんな部分にテールライト機能を持たせるなんて、何ともオシャレな設計です(笑) 1/43のモデルでは、薄っすら赤いラインが引かれて表現されている程度なんですが・・・まぁ、このスケールでは仕方ないですね。 それにしても、この複雑怪奇な(笑)フォルムを上手くまとめたと言うか、この出来映えには感心しましたよ。 外箱は、ルマンシリーズ専用デザインのもの。 スパークモデルの通常品は、ちょっと安っぽい感じの(苦笑)スリーブケースが付けられているだけなんで、このルマンシリーズのパッケージは、モデル全体のクオリティアップにも繋がっているんじゃないのかな、と。 ただ、この箱型のパッケージだと、購入時にモデルの状態を確認しずらいという難点がありますね。 表側からは見えない、モデルの反対側とかに結構デカールの欠けやペイントの擦れとかがあったりするんですよね・・・(苦笑) ちなみに自分のは幸い不具合はありませんでした・・・(^^;; さて、実車の戦績なんですが、昨年のルマンでは、クリステンセン/マクニッシュ/カペロが乗るチームヨーストのエースマシン#1が辛うじて総合3位に入ったものの、その他、同チームのベルンハルト/デュマ/プレマ組の#3が同17位、そして、チームノースアメリカのルール/ロッケンフェラー/ヴェルナー組の#2はリタイアという、厳しい結果となりました。 レース全体の概要は、雑誌等でざっと見た程度なんですが、アウディは、いつもの安定性が無く、終始マイナートラブルを抱え、思うようなレース運びが出来なかったようですね。逆に、プジョー勢は、アウディ並の安定さで周回を重ね、ディーゼルマシンでの参戦3年目にして悲願の勝利。しかも、3台中、2台が1-2フィニッシュという、完璧に近い勝ち方でしたね。 ちょっと意外かもしれないんですが、アウディは、2006年にR10を投入して2008年まで3年連続でルマンに勝利していますけど、まだディーゼルマシンでの1-2フィニッシュって一度も無いんですよね・・・ 2006年 #8(優勝) #7(3位) 2007年 #1(優勝) #2(リタイア) #3(リタイア) 2008年 #2(優勝) #3(4位) #1(6位) ↑各年の戦績・・・・・確かに、R10ってルマン3連勝しているんですけど、その優勝車以外は2位すらも無いという状況・・・。 R10の前代マシン、ガソリンエンジン車のR8のような盤石の強さって感じでは無いですね。 複数台のうち、”とりあえず1台だけ”は優勝している・・・そんな感じです。 なので、そういったR10の持つ”不安定さ”、”脆弱さ”みたいな要素がR15にも一部引き継がれちゃっているのかもしれないですね。 アウディは、当然、今年のルマンにも参戦を予定しており、「R15プラス」という正常進化させたマシンを投入します。 外観的な違いは、このフロント部。 R15では、昨年、このフロント部の形状でプジョーからクレームを付けられたため、今年のマシンでは、改良を施しています。 見た目的には、”エイリアン度”が増した印象です(笑) センターの突き出した部分が、牙のようにも見えますね。 既に実戦にも投入されており、デビューレースのルマンシリーズ(LMS)開幕戦では、早速、勝利を収めました。 ただ、一発の速さでは、まだ908の方に分が有るようで、今年のルマンも厳しい戦いになりそうな様相です。
by model_car_1155
| 2010-05-22 17:56
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